ご無沙汰しています。
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仕事の調子は、うーん、少し居住の出足が遅かった気がします…。当社の去年よりは当然マシですが、比較対象にはならないです。また、店舗探しの問合せがやはり多く、最近は商圏から外れたエリアで探している方も多いので、物件探しに苦労しています。
今後の方向性などかなり悩みに入っていたのと、プライベートの方で落ち着かないことが色々と重なり、ブログの更新がおろそかになってしまいました。今日の記事も、ブログテーマから外れた戯れ言です…。すみません。
最近肩の力が抜けてきた気がします。
うまく言えませんが、自分というのは自分以上でも自分以下でもない、改めてそう思えるようになってきました。
新しい土地、新しい業界にやってきて、仕事については、「自分の強み・弱み」はなんだろうと見つめる事も多かったです。また、そういう状況の中で、普段とは違って、出逢う人々が自分をどう思うだろう、ということをとても気にしていたようにも思います。プライベートでも色々あったためか、それなりに色々経験してきたつもりでしたが、なんだか少し舞い上がってフラフラしていたのかも知れません。
そんな風に思えるきっかけをくれた出来事がありました。
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「自分が何であるかを決めるのは、他の誰でも無い、自分自身だよ。」
これは、私がある若い人に言った言葉だそうです。私に叱られた時に言われたのだそうです。
随分前のことで、当の本人である私は「言ったっけ?まあ、言いそうな事ではある。」とリアクションしてしまいました。
しかし彼はこの言葉を胸に生きているそうです。
そして私は、会話をしながら自分の言った言葉が自分に返ってきたような気がしました。
確かに、私自身がそんな風に思って生きてきたのは確かです。
しかし、この数年間の間、常にそう出来ていたのか、考える必要があると思いました。
色んな変化に際して、自分はどうあるべきだろうかと考え、自分を成長させたい、時にはそれまでとは違う自分になりたい、そう思うことは多くの場合、前に進もうとする気持ちの表れなのかも知れません。
しかし、それが本当に自分の願いであるのか、それとも他者の目を意識してのことか、わかっていないことも多い気がします。
特に苦しい時。
人は誰しも他者との関わりの中で生きていて、他者からの評価は、時には人の行動に決定的な影響を与えます。
私自身は、他者の評価よりも大切なこと、それは自分が何を望むか、だと思っていますが、その望みがいくら強くても、他者からの評価は人の意思・行動に強い影響を与えます。評価に沿う方向にも、その逆方向にも。褒美を欲しがったり、その褒美をあえて拒否したり。
何を褒美だと思うのか、それは自分が選択することです。
私も私なりの褒美を望んでいます。それは常に1つで、それ以外には関心がありません。
世間とズレていることを指摘されることも多いです。多くは私を心配してのことですが私はそれを全く気にしていません。
それが自分だからです。
そして、私なりの褒美はいつもちゃんと受取っています。
それは、自分の欲しい褒美に見合った自分でいられるからだと思います。
客観的に見れば、自分を形作るものが過去・現在の環境に規定されていることは明らかです。
誰の下に生まれ、どう育てられ、誰と接したか。どんな集団に所属したのか。
裕福な環境であったか、貧乏であったか。
親しい人達が正直であったか、ひきょう者であったか。
健康であったか、病気がちであったか。
目に入るものは何だったのか。
私は、運命も、運・不運すらも信じていない人間ですが、人間の人生を左右しているものの中には、自分の意思ではどうしようもない事柄が多く含まれていることは事実です。
自分の意思自体、それらから自由であることはあり得ないと思います。
しかし、正に生きている人間、生身の一個の人間が、自分自身をどう扱うのかは別問題です。
客観的にどの程度自由かなど関係ありません。
自分が何であるか。
ずっとそうしてきたように、これからもそれは自分が決めます。
その結果として得られるものは自分自身を映す鏡です。
それは自分以上でも自分以下でもない。
そして、それでいいんだ。
そう思います。
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TOSHI56です。
GRIFFINさん。
お忙しい中、返信ありがとうございます。
起業の準備について「これで完璧」という基準はないと思います。最終的には自分で決断するしかないはずで、「その日」に向けて、今の境遇でできる最低限の準備を計画的に行っていこうと思います。GRIFFINさんならびに他の方々のコメントを「自分なりの気づき」にさせていただこうと思います。皆様のご健闘を祈るばかりです。※ホームインスペクター試験、来年必ず受験しようと思います。
はじめまして。定年を4年後に控えたサラリーマンです。昨年「役職定年」となり、給与は30%カットされ、世間の御多分にもれず窓際で「飼い殺し」状態となっているにも係らず、会社を飛び出す勇気もなく、会社にしがみ付いている状態です。あと10歳若ければ、不動産会社に転職して実務経験を積みたいのですが、今の年齢(56)だと事実上、転職は無理なので、「それじゃ、一人で何かチャレンジできないか?」と最近真剣に考え始めている中で、GRIFFINさんのブログに目が留まりました。不動産業の経験は有りませんが、母が小さな賃貸物件の大家で、日常的に物件の管理・清掃、入居人、不動産業者と連絡・契約などを母の代理で私がやっていることもあり、「自分の年齢・経験・知識(資格)でできるものは何なのか」と考え、「やるなら一人不動産業しかない」との思いを強くしました。業務経験が無いので、それを少しでも埋めるべく、関連書籍を読み漁ったり、一人不動産業を営んでいる方のブログをみたりしています。あと、区分所有の基本知識を持つべく「管理業務主任者」を勉強中です。自己紹介が長くなりました。
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GRIFFINさんのブログを読んで、(うまくいえませんが)業者としての「価値観」「モラル」「存在意義」に対する問題意識をもって、日々業務をされているんだなぁと感心する次第です。もちろん慈善事業ではないので売上が大事ですが、細かいことに対しても、お客さんの立場に立って対応されていることに、感銘を受けました。
また、色々なエピソードを隠し事なく紹介されているので、「なるほど、そういうことなのか」と非常に分かりやすいです。
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何の実績・つてもないオッサンが簡単にできるほど「ひとり不動産業」が生易しいものではないことは、承知しているつもりです。ボケーと座っているだけでも給料がもらえている今の境遇を捨てきれていないのも事実ですが、自分としては1~2年のうちに準備(気持ちの上での覚悟・知識)を終えたいと思っています。
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自分の経験を紹介できなくてすみません。
健闘を祈ります。
TOSHI56さん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
私もかつてはサラリーマンをしており、退職を考えている時期に色々と悩んだことを思い出します。ある意味、後先考えないところがないと辞められなかったかも知れません…。
ひとり不動産業は、おっしゃる通り言うほど簡単ではないかも知れません。私自身まだまだ先が見える状況ではありませんし、周囲を見渡してもなかなかに大変そうです。
でも、賃貸管理のご経験にあたるようなことがおありなので、大家目線で感じる不動産業者への不満などをヒントに、そこから少しずつ拡げていくというのはありかも知れませんね。
私は、開業当初考えていた通りには進めていないと感じますし、仕事のあり方も変化させていかなければならないと思っています。なんとなくすっきりしない日々を過ごしているのが正直なところですが、何とか踏ん張ってもっと参考になる記事を書けるようになりたいと思っています。
応援ありがとうございます。
TOSHI56さんも頑張ってください!
初めてコメントさせていただきます。
KAZZと申します。
私も管理がメインの不動産会社で賃貸営業として勤務しております。
グリフィンさんのブログでいつも勉強をさせていただいております。
ありがとうございます。
誰にでもあることなのですが最近私自身、ついてないな、流れが悪いなと思うことが多く、それは誰のせいではなく、ただ自分に実力がないだけの事なのですが人のせいにしがちになってしまいます。
最初は周りの評価が気になり精神的に焦りが出てきて、焦れば焦るほど空回りをしました。
でもある程度そういう状況で時間が経つと自分の立場を客観的に見えてくるようになってきました。
精神的に落ち着いてくると「今自分に何ができるのか、何をすべきなのか」が具体的に頭の中に浮き上がってきて、それを行動にする。すると周りの流れが良くなって一歩前進したように感じるようになってきました。
今回のグリフィンさんのブログを読んで私の感覚の中だけですが、自分と似た感覚の人がいるんだと思い安心し、心強く思います。
これからも一読者として拝読させていただきます。
KAZZさん、はじめまして。
おっしゃる通り、今できること、すべきことを行動にうつすしかないですよね。それしか出来ないとも言えますが、逆に言えば、それをすることは常に許されている訳ですものね。
くよくよと考えて、外的なものへの負の感情や変えられない過去への悔いなどが心の中でぐるぐるしてしまう時間は、人間なら避けられないことなのかも知れませんし、私はむしろそういう時間も必要だと思っています。
ただ、何かを変えるのは「行動」ですものね。KAZZさんが辛い時期を経ながらも、「行動」によって前進されていることは素晴らしいと思います。私も改めて自分に言い聞かせようと思います。
コメントありがとうございました。
今後とも宜しくお願いします。
GRIFFINさんが、今回のエントリーの結論を、どのような状態で出されたのかに興味があります。もちろんその方に言われた、ご自身の言葉がきっかけになのでしょう。それを転機として意識するともなく考え続けた結果、結論を出されたのかと推測します。
忙しくしていた手を止めた時、あるいはお休みの時に空を見上げながら、その結論に至った瞬間の情景を想像すると、なぜかこちらの心が洗われたように清らかになります。
いつもありがとうございます。
ずっと前から思っていることであっても、時々思い出したり考え直したりして、再びはっきりさせないといけないことがあります。
言い換えれば、いい歳になっても、ガキの頃と変わらず、しょうもない事を考えたり、青臭い事を考えたりしているということかも知れません。
隆司さん、ありがとうございます。
はじめまして。
不動産二世と申します!
父が不動産業を営んでおり、私はその手伝いをしています。
本当に古い体質の不動産屋です。管理物件だけで成り立っているようなものです。
ホームページはもちろん、不動産ポータルサイト?にも登録していない始末です。
こんなことでこの先やっていけるのだろうか。。。と日に日に不安が募る一方、
何も行動していない自分に情けなさも感じています。
独立して初の記事からどんどん成長しているグリフィンさんを私は尊敬しています。
こんなに頑張ってる人がいる一方、自分は適当に店番をしてるだけ。
業界未経験の方と大差ありません。
本当にこんなことがしたかったの?という思いが強くなります。
現在は自分のしたいことに向けて資格試験勉強をしています。私も名古屋にいるので、お話やお食事がしたい!と強く思っています。
グリフィンさんの考え、していること、どれもとても興味があり、私に必要なものばかりと感じます。
これからどうぞよろしくお願いします!
今回の記事とはまったく関係のないコメントになってしまいすいませんでした><;
不動産二世さん、コメントありがとうございます。
業界の将来について、悲観的になるような要素は多々あると思いますし、おっしゃる通り、変化していけなければ厳しい面はあるのかな、と思います(私などは変化以前の問題ですが)。
でも、自分で始めてみて、商売が成り立つまで管理物件を増やし、確保し続けていることだけでも、やはり凄い事だと思うようになりました。オーバーでもなんでもなく、そうやって商売をされてきた方々に敬意を感じます。私などからすれば、そういった成果をどうやって発展させていくのか、考えるだけでワクワクするような気もします。
一方、私は不動産二世さんに褒めて頂くのは恥ずかしいぐらい、迷ったり、足踏みしたり、時にはやる気が起きなかったり、それが現実の姿です。煮え切らない自分に腹が立ったり、何も進歩していないとがっくりしたりです。
「なんでこうしなかった?こうすれば良かったのに。」「こんなに時間を無駄にしてしまった。」そんなことを何度も思いながらも、いつも、「ここからやり直しだ」と言い聞かせているんですよ。恥ずかしながら。
でも、現状に納得していない以上、何べんでもやり直すしかないのですよね。考えが浅かったり、努力が足りなかったり、自己嫌悪になりながらも、最後は「自分ならやれる」と思って進むしかありません。
(ブログ記事にはなかなかカッコ悪いことは書ききれないもんです…。)
ブログを読んで頂いて、資格試験勉強をされていることをコメントで教えて頂いて、なんだか私にも励みになりました。自分のブログを読み返すことはあまりないのですが、ちょっとだけ読み返して見ようかな、とも思いました。
今後もコメントやメールフォームなどで交流しましょう。ありがとうございました。
いつも興味深くブログ拝見しています。正直さが文面からあふれていてうらやましいです。私も全てにおいて正直に表現出来たらなと思います。
正直に書くというのはとても難しいですね。
匿名ブログであっても「全てにおいて正直」に表現するのは難しい、といつも感じているのが私の実態です。書けない事、書けない想いは多々あり、この記事のように「想い」を書くのは、私にとっては常にチャレンジです(苦笑)。
それだけに、このようなコメントを頂けるのは、大変嬉しいです。
背伸びさん、ありがとうございます。