明けましておめでとうございます。
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昨年中はこのブログを通じて多くの方々に励ましやご指導を頂き、駆け出しの私にとっては大変心強く、また励みともなりました。本当にありがとうございました。皆さまどうぞ本年もよろしくお願い致します。
さて、1年前は不動産会社として年賀状を頂くことも少なかったのですが、今年はそこそこ増えました。プライベートでは長年年賀状丸無視で生きてきましたが、取引をさせて頂いた同業者さんやお客様からの年賀状などを眺めつつ、もっとお付き合いを拡げたいと改めて思うのには良い機会なのかも知れないな、と思った次第です。
今年は、数日前の仕事始めの日にメールソフトのクラッシュ・データ消失に見舞われるという誠に縁起の良いスタートでしたが、バックアップのお陰で事無きを得、そんな設定をしていた自分を褒めつつ凶から小吉ぐらいに昇格した気分で元気に働いております。メールデータってバックアップの対象から漏れがちな気がするので、皆さまもどうぞご注意くださいませ。
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賃貸仲介業にとっては繁忙期に突入しつつあるこの時期、アクセルを踏んで行かなければなりませんが、あまり目新しい話もないので、今日はここのところグダグダと考えている店舗仲介に関する件などを書こうと思います。
この1年、自分が思っていたよりも店舗・事務所の仲介の仕事がありました。事業用賃貸は神経を使う部分もありますが、結構楽しく、勉強にもなりました。
規模(売上)はまちまちですが、多くの物件にADがつきますし、手間と売上のバランスは悪くないと思います。また、細かい話ですが、弊社扱いの火災保険でそれなりの商品に加入してもらえることも多いです。さらに何よりも、居住用仲介に比べて、紹介客が増えやすいというメリットもあるように思います。
ただ、商圏は繁華街ではないので物件供給量があまりありません。供給以前に、既存店舗の数もそう多くありません。一方で体感としては飲食・物販・サロン等の出店需要はそこそこあるように思います。供給が少ないので普通にやっていたら規模は限られます。また、似たような条件のものに出店希望が集中するため、1件成約したらその他のお客さんには次を待ってもらうような感じになります。
物件さえあれば、次々決まりそうな感じなのですが(何でもそうですね…)、無いんです。サイズや仕様、賃料云々という条件以前に、いい場所にはほとんど供給が無いんです。
開業前は事業用賃貸仲介のことなどほとんど想定していなかった私。恥ずかしながら、偶然の流れで行った事業用賃貸の告知の反響があって初めて需給のアンバランスさに気付いた次第なのですが、自分にとってはもちろんのこと、何となく街にとってももったいないなあ、なんて思っていました。
もちろん、街にとって商店が増えることが良いことばかりではないですが、もう少し数もバリエーションも増やしていかないとこの先はまずいんじゃないかな、なんて思っていたり。
そんな中、年末に懇意にしている飲食店のオーナーさんから、30代ぐらいの友人・後輩で飲食店開業希望者がここのところ増えていてそこそこの数になっている、という話がありました。また、こういう人たちのネットワークが出来つつあるとのこと。開業希望地はまちまちなのだそうですが、オーナーさん、この人達をこの街に誘致できないかなと考え始めているそうです。競合が増えるデメリットより、街が盛り上がるメリットの方が大きいという考えです。
この方からは以前お客さんを紹介して頂いたこともあるのですが、この件についても「グリフィンさんと協力してできないかな?」と言ってくれています。
嬉しい限りではあるのですが…。
そもそも物件供給自体が少ないので、正直、似たような条件を希望しているお客さんを紹介してもらっても、紹介する物件がほとんどありません。そもそも、私が抱えているお客さんにも出せるものがなかなかない状態です。大した数のお客さんを抱えているわけではないんですが、それでも列になっています。
ただ、オーナーさんとの話でますます、「この街、もう少し店が増えた方がいいよなあ」という想いがやはり強くなってしまいます。既存店舗が入れ替わるだけではなあ…。私自身の抱いているこの街の先行きへの不安感と、オーナーさんの感じ方との間に、共通部分があるようです。
街の中を動いていて、「ここで商店が途絶えるのが痛いよな」とか「この辺にもうまく特徴のある店が点在しているといいのにな」とか「このゾーンの集積性がもう少し高ければなあ…」なんて考えることはあります。「この古い戸建て、レストランだったら面白いのに」とか妄想することも。ただ、自分の現状を考えると、あくまでも妄想レベルです。実際、知識や経験の裏付けのない妄想ですし。
少なくとも私が既存店舗物件の客付をしているだけでは話にならないのは確かで、店舗物件供給に関与する動きをする必要があります。既存店舗の入れ替わりではなく新規の供給。
ちょうど、とある先輩業者さんから、下駄履きマンションの居住用部分の一部をさらに店舗に変えるかどうかの相談も受けたところ。こういったものや、古家とかを転用しつつ、店舗を誘致できたら面白いかなあ、と思います。
先輩業者さんも出店希望者の名簿が弊社にあることを知って相談してくれているので、この名簿と飲食店オーナーさんからのお客さんを合わせて動けば、何かできるんじゃないかな、と思ってみたり。「店舗開発」なんて大げさな話じゃないですが…。
ただ、この話、「街を活性化させて自分たちも儲かる」みたいな出発点から全く脱け出せないでいると、たぶんうまくいかないと思います。商業的な面だけではなく、街の抱えている課題に向き合う部分がないと、つまりかなり面倒くさいことを経ないといけない気がします。
さらに、既存店舗にも、新規出店者にも個々にはっきりした思惑もある訳だし、商店会なども絡んできます。飲食店オーナーさんからは「二人で商店会活動に突っ込んで行く?」なんて話も出てますが…。
さてどうしたものか。何のノウハウもないですからね…。
でも何か糸口を見つけてやってみたい話ではあります。
というわけで、秋頃から目の前の仕事に流され、売買開始の目途も立たず、さらに新築戸建なんかを売り切っちまおう的な雰囲気充満っぽい業界のムードからはかなりかけ離れたところでグダグダ考えております。
一応一年まわったとは言え、まだまだ経験していないことばかりですし、経営的にもなかなか楽にはなりませんが、とにかくチャレンジャーとして闇雲に色々やってみるしかないよな、と相変わらず1年の抱負にもならないようなことを大渋滞の車中で思う年末年始でありました。
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明けましておめでとうございます今年もグリフィンさんをはじめ、みんなにとっていい年になるといいですね!
グリフィンさんがどちらにいらっしゃるかわかりませんが、街全体の景気が上向いているように感じられました。読んでいるだけでワクワクしてきます!ショッピングモールのように大きな投資ではなく、もう少し小規模の投資で街の雰囲気を残しつつ発展してくれるといいですね。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
隆司さん今年も宜しくお願い致します。
街自体の景気は微妙な感じなんですよね…。特に5年・10年先を考えるとなかなかに難しい面もありそうです。ただ、現状のプラス面は街の諸先輩方の努力で作られているところがあるので、色々話を聞いてみたいなあとは思っています。その前にもっと溶け込まないと、なんですが…。
今年も宜しくお願い致します。