昨夜は月が綺麗でした。でも今夜は雨。
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今日の新規問合せはゼロ。案内もありませんでした。でも今週末の来店予約が1件。既にもう1件来店予約を受けているので今週末は2件案内確定です。しかし、今までドタキャンも何度かありましたので、本当に案内になるかはまだわかりません。それに、この方々の候補となっている物件はそれぞれ2件。正直いずれも微妙な物件です。週末までに決め手の物件を用意しておきたいところ…。
実は、今抱えている名簿は全て社会人。年齢は24歳から45歳までです。学生がいません…。やっぱり学生さんほど露出の大きいFC系とかに行くんでしょうか。
大人の方が客単価は高いし、一人でまわせる数には限界があるので放置するつもりだったのですが、思い直して、サイトに学生さん向けの特集を掲載することにしました。
この後もかなりの定員数の合格発表があります。遅ればせではありますが、年に一度しかないこの時期の経験値を増やす意味でも、学生層への対応をこなしたい、そう思っての泥縄式対応です。
今日の夕方から取りかかり、あさっての午前中にはアップ予定。学生向けカテゴリーをさらに細かく分類して、特集ページにします。
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学生の部屋探しというと、自分が上京した時のことを思い出します。当時は部屋に何ら興味がなく、予算内で住めりゃいいぐらいに思っていましたので、日が暮れた時間に1件だけ見て即決しました。不動産屋さんは同行もせず、現地近くの大家さんが鍵を開けてくれましたっけ。そのまま不動産屋に引き返して申込。若い頃、部屋探しで色々な不動産屋さんに出会いましたが、その不動産屋さんだけは顔も覚えていません。
6畳風呂無し・トイレ共同。確か家賃・共益費で3.1万円。駅からも銭湯からも近く、とても良い街でしたので、不満はありませんでした。
共同トイレが自分の部屋のドアを出て、外廊下を挟んだ反対側にあったのですが、トイレのドアが全開になっていると、私の部屋のドアは開かず、私の部屋のドアが全開だとトイレのドアが開かないという配置。
普段は何とも思っていなかったのですが、ある日の出来事。
前日飲んだ流れで先輩が部屋に泊まっていたのですが、私は用があり先輩を残して朝外出。
夜9時頃帰ってくると、私の部屋のドアが全開になっています。
「なんだよっ、ドアちゃんと閉めていけや」と思いながら近づいていくと、
「グリフィン…、グリフィン~…」と力ない声。トイレからです。
ドアを開くと憔悴しきった先輩が。
朝私が出た後、先輩がトイレに入ったところ、風で部屋のドアが全開になり、トイレのドアをロック。何度トライしてもトイレのドアは開かず、最初の頃は小窓から「たすけて~」なんて叫んでいたそうですが、何ら反応がないので疲れ果て、再び風が吹くのを待っていたのだそう。それで約10時間。しかも、和式。
可哀想でしたが、可笑しくて可笑しくて。
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若い頃、結構不動産屋さんに行きました。自分の部屋探しだけでなく、友達につきあわされて行く事も多かったです。
当時はみんな賃貸情報誌を買っていましたっけ。思えば、かなりの数、おとり物件につられて足を運びました。
電話すると「空いてますよー」、入店すると「あー、さっき決まっちゃったんですよー、でも他に…(以下略)」とか、
「ああ、これね、安いには訳があってね、年に1度床上浸水するんですよー」 とか、
「このお部屋、部屋の両側に窓があってね、両方とも窓開けると線路ですよ。」 とか。
まあ、後の2つは申込可能だったのかも知れないので、おとりじゃないのかも。
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他には、確か池袋にあった怪しい雑居ビルの一室の鉄扉を開くと、狭い部屋に煙草の煙がモクモクで、とっぽい(死語?)お兄さんが7・8人、全員受話器を手にしているという光景がひろがってる、なんてことも。
そこで帰れよ、とか、そもそも鉄扉を開けるな、ってことなんですけども、それは置いておいて。
中でも飛び抜けて目立つお兄様が私達に応対してくれましたが、友達がビビッているのがありありとわかります。それに乗じてお兄様はすごい勢いでごり押ししてきます。友達がびびって相槌を打っているので、お兄様はノリノリ。
しかし、物件は、条件悪いし予算より高いし、だいたいこのお兄様たちと取引したくありません。なんでここに座ってなきゃいけないんだ、という気持ちになってきました。
そこで私が「気が乗らないから、帰ります」と友達を立たせて立ち去ろうとすると、
お兄様、「ちょっ、ちょっ、待って待って、何だよ、何だよおともだちぃー、こわいなー、この部屋もうちょっと安くできるしさ、ちょっと待って、ねっ」
私:「条件じゃなくて、気が乗らねえんだよ」
お兄様:ジロリ「…」
私:ジロリ「……、んじゃどもー。」
店を出て、友達が「こわっ、こわーーー、あれ本当に不動産屋?」とか言っていましたが、「こわっ、じゃねえよ。お前、内見もしないで申込するムードだっただろが。」と叱ってやりました。
あのお兄様達、稼いでたんでしょうねえ。
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もちろん、とってもいい不動産屋さんとの出会いもありましたが、思い出してみると、あの頃に比べ今は若者の部屋探しの環境は良くなっているのでしょうね。
買い手市場ということもありますが、この二十数年の間に業界自体が変化してきたのでしょう。
でも、若者の不安と期待が入り混じったドキドキは、今も昔も変わらないんじゃないかな。
若い人の部屋探し、是非ともしたいです。
思い出話が長くなりました。
おやすみなさい。
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はじめまして、ブログ楽しく読ませていただいております。
40を目前に控え、未経験での開業に挑戦しようか思案中です。
若いときに部屋を何度か探したことがありますが、あの頃は大手の不動産会社が苦手でした。営業の話がうさんくさく感じたり、電話やFAXがうざかったのです。
当時は個人経営の不動産屋さんの方がなんとなく親しみがわきました。
そんな経験から、小さなの街の不動産屋でも十分できるのではと思っています。
昔とは業界の状況も変わっているとは思いますが・・・。
これからもブログ楽しみにしています。
かつおさん、はじめまして。いつもお読み頂き、ありがとうございます。
私も若い頃は、おじさんが一人でやっているような不動産屋さんに良くお世話になりました。何も考えず、店に飛び込んでいただけですけど、結構親切にしてもらった覚えがあります。
そういうお店は、今の時代大変なのかも知れません。ある先輩同業者さんは「今はお客さんの方が物件の情報を良く知ってるもんねえ」とおっしゃっていました。それでも築いてきた情報網があるようですけどね。あと、ストックしてきた管理物件からの収入や、紹介客などで繋いでいる、というようなことをおっしゃっていました。
周辺を見渡すと、創意工夫をされている会社とそうでない会社の差はどんどん拡がっているようにも見えます。私自身、他とは違う何かを築いていかなければ、と思っています。未経験者ですから、普通のことをやれるようになるのが先決ですけどね。
かつおさん、今後も宜しくお願いします。