今年は最後の宅地建物取引主任者資格試験(宅地建物取引士資格試験へ)

今年の宅建試験本番まであと約2週間。受験する方は追い込みの時期ですね。

By: Hobbies on a Budget

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「宅地建物取引主任者」から、「宅地建物取引士」へ

今年の法改正で宅地建物取引主任者は、宅地建物取引士に名称変更等されるわけですが(平成26年6月15日公布、平成27年4月1日施行)、今年の試験は従来通り「宅地建物取引主任者資格試験」の名称で合格発表まで行われます。

さる6月25日に公布された宅地建物取引業法の一部を改正する法律の施行期日を定める政令が10月1日に公布され、同法の施行日が平成27年4月1日となりました。

これにより、宅地建物取引主任者資格試験は、平成27年度から、「宅地建物取引士資格試験」に名称変更されることとなります。

なお、平成26年度の試験は、さる6月6日付官報(実施公告)のとおり、受験申込みから合格発表までの手続を現在の宅地建物取引主任者資格試験の名称で実施いたします。

また、登録講習修了者につきましては、新しい名称の試験になった後も、登録講習修了試験に合格した日から3年以内に行われる試験の一部が免除されます。

一般財団法人 不動産適正取引推進機構のHPより

というわけで、「主任者」として行われる試験は今年度が最後。来年からは「宅地建物取引士資格試験」になるわけですね。

「宅地建物取引主任者」が、「宅地建物取引士」に変わったからと言って、実際にはどんな違いがあるのかは、今一つ良くわかりませんし、資格試験の出題内容等に大きな変更があるようにも今のところ思えません。まあ、変えといて内容は全く変わらないというわけにもいかないということで、何か微妙に変えてくるのかも知れませんが…。

まあ、なんであれ受験する方々が特に気にする必要はあまりないと思うのですが…(保証はないです)、

 

でも、一応は内容を知っておこうということで少し「宅地建物取引業法の一部を改正する法律要綱」について書いておきますと、

・ 宅地建物取引士の業務処理の原則を定めた。
・ 宅地建物取引士の信用失墜行為の禁止。
・ 宅地建物取引士の知識及び能力の維持向上。
・ 宅地建物取引業者による従業者の教育。
・ 免許等に係る欠格事由等の追加(暴力団員等)

などが改正で定められています。
(参照 : 国土交通省HP 「宅地建物取引業法の一部を改正する法律の施行期日を定める政令」について ※ 法律要綱は一番下あたりのリンクから見れます)

 

尚、現在主任者証の交付を受けている人は、希望すれば「宅地建物取引士証」に切り替えることができるようにするみたいです(平成27年4月1日施行 参照 :国土交通省HP 「宅地建物取引業法施行規則及び積立式宅地建物販売業法施行規則の一部を改正する省令」及び「標準媒介契約約款及び不動産投資顧問業登録規程の一部を改正する件」の公布について )。

 

切り替えめんどくさいっすね。そのまんま主任者証使い続けてもいいんでしょうが、重説・契約書なんかに「宅地建物取引主任者」って記載してあるところは、その人に合わせて変えるんでしょうかね。二社が媒介する場合などは、「取引主任者」と「取引士」が混在しちゃったりするんでしょうか。まあ、細かいことですけどお達しがあるのかもしれませんね。めんどくせ。

協会のお偉いさん達は、「誠に良かった」的におっしゃってることも多いようですけども、正直言って「主任者」なのか「士」なのかに関心はございません。「取引士に変わるので」というのを枕詞に、「不動産キャリアパーソン」なるものの受講(有料)などを協会からしきりに勧められちゃうんですが、そんなもので「取引士」の地位が向上するとも思えませぬ…。まあでも、なんにせよ勉強するのは良いことですよね(と軽くフォロー)。

 

受験する方、ご健闘をお祈りします。

本番まであと2週間程度なので、今からやれることは限られているでしょうし、仕事をしながら受験される方は本当に勉強に充てられる時間も限られているでしょうね。大変だと思います。

前に、試験本番数日前に書いた記事がありますので、軽い気持ちで読んでみてください。
宅建試験超直前、「アホ」になってマシーンと化す時です。

また、本番前日の記事はもあります。
明日は宅建試験本番。気合い一発!で乗り切ろう。

 

最近懇意にさせて頂いている先輩業者さんですが、その方は8回目の受験で合格されたそうです。不動産会社に勤務しながらの受験で、営業に行った不動産会社の社長さんから、「必ず結果は出るよ」と励まされたそうで、合格の報告をしたらものすごく喜んでくれて、独立開業したら仕事をまわしてくれたそうです。今でも良いお付き合いが続いているそう。

この方、実務の経験も知識も非常に豊富な方で、ひとりで会社をやられていますが、あちこち飛び回って忙しそうです。苦労ももちろんあるようですが、すでに開業されて10年。大したものだと思います。

私が宅建に合格してもうすぐ3年。遅々とした歩みでまだまだですし、日々浮世のせちがらさも感じておりますが、何とか頑張っております。

 

受験する皆様の努力が報われ、合格されることをお祈りしております。

 

 

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griffin

グリフィンです。不動産業もWordPressも関わるようになってまだわずか。それを差し引いてお読みください。コメントはお気軽にどうぞ。

2 thoughts to “今年は最後の宅地建物取引主任者資格試験(宅地建物取引士資格試験へ)”

  1. グリフィン様

    いつも楽しみに読ませていただいております。
    取引先の年配社長は昔は宅地建物の免許で
    先生と呼ばれている時代もあったそうです。
    そういう形に戻したいのかもしれませんね。
    私のところは売買契約は年間数本でほとんど
    駐車場、賃貸など10万円以下契約
    ばかりですので逆に先生と言われても困りますが・・・・
    日々、大きいものを狙っているのですが
    なかなか情報が入ってこないです。
    10月に入り少しスイッチが入りましたので
    残り3ヶ月少し欲ができて来ました。

    又、お伺いさせていただきます。
    いつもありがとうございます。

    1. 先生ですか…。
      エンドユーザーとの関係ではあくまでサービス業だと思うので、信頼感は大事だとしても、先生はちょっと…ですよね。

      やはり、「仕入れ」というか情報の部分が大変なのですよね。先輩業者さん達も、それなりにやって来られてはいても、そこに苦労されているように思います。

      大きいのが決まるといいですね。

      キャイーンさん、いつもありがとうございます。またよろしくお願いします。

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